62年間も連れ添ったオシドリ夫婦が、離れ離れにされてしまう理由。

 

スポンサーリンク


この記事を書いている人 - WRITER -

向かい合って座る老夫婦が互いに涙を拭っている・・・これは老夫婦の孫娘、Ashley Bartyikさん( 29歳)によってFace bookに投稿された写真です。

Ashleyさんは、この写真をこんなメッセージと共に投稿しました。

” みなさん、見てください!私はこれまでこんなに悲しい写真を撮ったことがありません。ここに写っているのは私のおばあちゃんとおじいちゃん。二人とも涙を拭っています。どうしてか?二人を同じ施設で暮らせるようにできるはずの医療介護サービス制度の対応が遅く、なかなか解決へと進まないからなのです。結婚して62年間一緒に暮らしてきた祖父母ですが、この8か月間は離れ離れです。二人は会うたびに泣いていて本当に辛いです

 

理想のオシドリ夫婦だったのに・・・。

image1_6c820a2d76a780d1516b0131c9e21697.today-inline-large

「二人は私たち家族にとって理想の結婚を体現するお手本でした。

私たちは二人から、パートナーを敬うとはどういうことか、生まれた国に敬意を払うとはどういうことかを教わりました。そして二人は互いに愛し合っていました。」

とAshleyさんは語ります。

 

祖父のWolfram Gottschalkさん( 83歳)と祖母の Anita Gottschalkさん( 81歳)はドイツのデュッセルドルフで出会いました。

二人は知り合って3カ月後に結婚。

1954年、二人は海を渡りカナダへ移住します。

その後いろいろな苦労を乗り越えながらこれまで家族を作り上げてきたのです。

 

もう二人には残された時間が無い。

screen_shot_2016-08-26_at_4-03-01_pm_59c0e5cb5af2ecdb94aa2997f666de71.today-inline-large

 

Ashleyさんがこの投稿をした日、祖父・Wolframさんがリンパ腫に侵されていることが分かりました。

すでに発症していた認知症も日ごとに悪くなっています。

まだ今は、奥さんのことを忘れ去ってはいませんが、家族は、二人で一緒に過ごせないことで認知症がますます進行してしまうことを心配しています。

 

「もう二人には時間がありません。急がなければ。」

 

今年の1月、夫が介護施設への入所手続きをとる必要があると知らされると、妻Anitaさんも自身を入所待機者リストへ登録する手続きをとりました。

夫と同じ施設に入るためです。

やがてAnitaさんに老人ホームへの入所許可が下りた時、家族は当然Wolframさんもすぐに同じホームへ入所できるものと思っていました。

この8か月間、家族は二人が一緒に過ごせる時間を作るため、週に3回から4回40分かけてAnitaさんをWolframさんが現在住んでいる、入所待機者介護施設へ連れて行くことを続けています。

Ashleyさんは仕事を辞めて家族をサポートしています。

 

「経済的にも大変苦しい状態です。」

「祖父の名はずっと至急入所者リストに載ったままです。何度も問い合わせているのですが一向に状況が変わりません。」

 

果たして、二人の一緒に住めるのか・・・?

th475EMUWF

カナダ、ブリティッシュコロンビア州の医療介護サービスを提供するFraster Healthの担当者は、取材に対して、家族と定期的に連絡をとることを確約したうえで「現在、奥様が入所されている施設には空きがない状況ですが、数週間のうちにはこの問題を解決させたいと我々も強く希望しています。」と、具体的な日付の明言は避けながらも前向きな回答をメールで寄せています。

強い愛情で結ばれ、さまざまな人生の苦楽を共に分かち合ってきた二人。

人生の終焉が近づいた今、一緒に過ごせる貴重な時間を奪う権利は誰にもないはず。

Ashleyさんは「二人が一緒に暮らせる日まで諦めません。」と語っています。

th

 

老人介護にかかわる制度は国によって異なりますので、一概にコメントをするのは難しいことです。

ただ、世界で最も高齢化が進む速度が速いと言われる日本に住む私たちにとって、これはまったく無縁の出来事であるとは思えません。

「愛する人や家族と一緒に過ごしたい」という気持ちは人間としてとても自然で、非難されるべきものではないでしょう。

まして年齢を重ねてからは、この気持ちは増々強まっていくはずです。

 

最後まで人間らしく生きるためにはどんなシステムが必要か?

個の幸せと社会の幸せが両立できる方法とはどんなものか?

考えさせられることの多い記事です。

参照(TODAY

この記事を書いている人 - WRITER -
 

Copyright© ナッパとごはん , 2016 All Rights Reserved.