【昆虫食!?】夢の栄養たっぷり食料が人類の未来を救う!?

 

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少子高齢化が叫ばれて久しい日本に住んでいる私たちにとって、これはあまりピンとこない話題かもしれませんが、地球規模で考えた時 人口の爆発的増加とそれに伴って発生する食料危機は、人類の存続を危うくする大問題としてしばしば国際会議などで取りあげられたり、研究の対象になったりしています。

今日はアメリカのフードカルチャー雑誌 “Lucky Peach” に掲載された記事から、人類を滅亡から救うかもしれない  “夢の食料” についてご紹介したいと思います。

 

ずばり”夢の食料”とは!

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昆虫です!!

えーーーっ?!

読者のみなさんの叫び声が聞こえてきそうですが、これは単純に気色悪い話とか興味本位の話ではありません。

FOA(国連食糧農業機関)でInsect Program(「昆虫食料化計画」とでも訳せるでしょうか)をとりまとめているPaul Vantomme 氏によると、昆虫には魚に匹敵するほどの栄養価があり、特にビタミンとたんぱく質に優れたスーパーフードだと言います。中でもコオロギはたんぱく質の宝庫であり、食料の供給が人口増加のペースに追いつかないという深刻な問題をすぐにでも解決する方法になるとFOAは考えています。

 

昆虫食は特別なことではありません!

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すでに世界では20億人の人々がおよそ2千種類の昆虫を食料にしています。

南アフリカではトウモロコシ粥には白アリが添えられます。メキシコではスパイシーに味付けされたバッタのタコスを食べることができます。インドネシアではトンボのココナッツミルク煮はご馳走ですし、コンゴでは芋虫が伝統的に食べられています。日本にもイナゴの佃煮や蜂の幼虫を食べる習慣があることはご存じの方も多いと思います。またアメリカでは、コオロギから抽出したたんぱく質が栄養補助食品やクッキー、デザートなどに添加されています。

 

環境に優しくおサイフにも優しい!

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FOAの研究では、家畜に与える飼料をすべて食用昆虫製品に置き換えることによって、現在 地球上の土地の30%を占めている家畜用飼料を栽培するための土地を、人間の食糧を栽培するための土地へ変換することができると述べています。さらに温室効果ガスが18%削減され、多くの国々では食品の価格が今よりも30%安くなると述べています。

Vantomme氏は、アメリカではこれから先20年以内に家畜用飼料の年間消費量の10%を昆虫由来の飼料に置き換えることが可能だと考えています。

 

商品化の道は厳しい?

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昆虫学が専門のパデュー大学教授 Dr. Turpinは、世界的規模での消費を賄うだけのコオロギを養殖するには莫大な費用がかかるため、誰もがこのビジネスに簡単には参入できないと指摘しています。

さらに、昆虫由来の飼料を長期間家畜に与えることについては、その影響について充分な調査研究が行われていないという指摘もあります。

Dr. Turpinは、昆虫は汚染物質の影響を受けやすいとも述べています。

生ゴミと堆肥で育てられたコオロギはカビやバクテリア、薬品、金属に汚染されている可能性があり、本当に汚染されているかどうかはそのコオロギを食べた人間に何らかの症状が現れるまで分かりません。

 

一番の障害は?

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コオロギやその他の昆虫を “夢の食料” とするために乗り越えなければならない一番の障害は、昆虫を食べない人たちをいかに説得できるかということでしょう。

リブステーキや七面鳥の丸焼きを食べる代わりにコオロギバーガーを選ぶほうが価値があるのだと思わせるだけのデータが必要です。

Dr. Turpinは昆虫食が広まるまでにはあと30年から50年はかかると予想しています。一方でコオロギ養殖会社のCEO(最高経営責任者)は、昆虫を完全に食料に置き替えることは難しくても、粉末にしてパスタやパンに加えることで栄養価を高めるような使い方はできると述べています。

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いかがでしたか?

「虫を食べるなんて信じられない!」「絶対にヤダ!!」と思われたでしょうか?

正直なところ私自身も昆虫食は気が進みません。。。

ただ、このような研究やビジネスが実際に進んでいるという事実は、それだけ食料問題が人類にとって差し迫った問題であるということの現れでもあります。

飽食と言われる日本に住む私たちにも、この地球規模で広がる問題は決して他人事ではありません。

参照(Lucky Peach

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