コーラを1日10缶、1ヶ月飲み続けた結果

コーラなどの糖分を多く含む炭酸飲料は、からっからに喉が渇いている時に飲むとすごく美味しい。ハンバーガーやポテトなどのアメリカンなファーストフードと共に飲むのも最高だ。人によっては疲れた時や気分をリフレッシュしたい時、眠気覚ましに飲むという人もいるだろう。
そんな炭酸飲料だが、体にはどういう影響を与えるだろうか?
コーラを飲むと人の身体はどのように変化するのか
それを確かめるために、ジョージ・プライア―さん(50歳)は、コーラを1日10缶、30日間飲み続けるチャレンジを行った。
コーラ1缶(350ml)には、砂糖が25グラム含まれていて、カロリーは140kcal。つまり10缶だと、1日に250グラムの砂糖、カロリーは1400kcal摂取することになる。
「僕はもともとコーラは1日に4缶しか飲まないんだ。」
と語るジョージさんだが、日本人の感覚からしたら、1日4缶でもかなり多い方だと思うが・・・、
いや、炭酸好きの人なら1日4缶はありえるのか?!
しかし、そんな人でもさすがに1日10缶は多すぎるし健康に良くない、ということは何となくわかるだろう。
ただジョージさんは言う。
「10缶のコーラというと、身体に悪いということがわかりやすいが、みんなが1日に飲んでいるものをもう1度よーく見直してみて。」
と。
つまり、何が言いたいかというと、例えば、オレンジジュース、スタバで飲む甘いフラペチーノやカフェラテ、加糖の缶コーヒーや紅茶、スムージーなど、一見コーラより健康そうに思えるものでも、よくよく砂糖の料を考えてみると、実はコーラ10缶分と同等の糖分を摂取していた!なんてこともありえるかもしれない、ということだ。
ちなみにジョージさん、今アメリカで流行っているパレオ・ダイエットを行っているそうだ。
このダイエットを日本語に訳すと、その名も、「原始人ダイエット」。意味はそのまんまで、原始人の食生活を基盤にしたダイエット。
例えば、ジョージさんの場合は、加工食品、穀物製品、乳製品などを摂取しないようにしているそうだ。
ジョージさんは今回のチャレンジの前に、健康上何も問題はないか、しっかりと検査を行った上で始めた。
ジョージさんが実験を通して感じたこと
まずは、
・飲めば飲むほど、もっと多くのコーラと糖分を切望するようになった
ということ。
そして、
・1日500gずつ体重が増えていった。
ということ。これは感じたというか、事実だが(笑)。
そして、最後の方に関しては、
・「身体がなんだかすごく重く感じるよ。いつも履いていたロングパンツが履けなくなってしまった。ギリギリ履けるものもあるけど、すごくきついし、座ったり腰を曲げたりすると洋服が張り裂けそうだよ。」
とジョージさんは話している。
彼は今回のチャレンジで、84kgあった体重が96kgに増えてしまった。
つまり12kg太ったのだ。更に体脂肪率は9%から16%に増えてしまった。
糖分に関しての専門科の見解
WHO(世界保健機関)は、子供も大人も、砂糖の摂取量を1日25グラム以下に抑えるよう推奨している。
更には、子供の肥満問題を専門にしている、カリフォルニア大学のロバート・ラスティグ教授は、「砂糖はカロリーよりも有害」と言っている。
「過剰な糖分を摂取し過ぎると、肝臓はそれらのエネルギーを脂肪に変えてしまい、その脂肪は代謝性疾患など深刻な病気を引き起こしてしまう。」
とのこと。
また、アメリカにある、American Heart Associationによると、アメリカ人は、1日、平均で小さじ22.2ほどの砂糖を摂取しているという。糖尿病、肥満、肝不全、高血圧、痛風、腎疾患、これら全ての病気の1つの原因と言われているのが、糖分の過剰摂取とのことで、コーラ好きの人もそうじゃない人も、今一度自分の食習慣を見直してみるといいかもしれない。
参照:(LifeBuzz)