『モ~、おしゃれじゃないのよ』インドで牛の角に蛍光シールを貼ってある事の予防に

インド警察は相次ぐ牛と自動車の衝突事故を受けて、ある対策に乗り出した。
牛が神聖視されているインドでは車で渋滞する街中を牛が自由に闊歩する光景はめずらしくない。
だが、この『闊歩』が交通渋滞を招いているだけでなく重大な事故を引き起こしてしまう事もあり、
警察は頭を悩ませていた。
そこでマディヤ・プラデーシュ州は蛍光ラジウム塗料のついたオレンジのシールを300頭の牛の角に貼りつける対策を実施。
動物と自動車の衝突事故がもっとも多くなる、視界の悪い夜間でもシールが反射して牛を確認しやすい。
↑牛のつのにシールを巻きつける様子
↑夜間でも目立つ蛍光シール
その効果は絶大
剥がせるシールを使った一時的な対策だったが、
想像以上の効果に、シールに代わってラジウム塗料も使用されるようになってきている。
インド警察は近隣の酪農家にも、牛の角に蛍光のしるしをつけるよう呼びかけている。
日本でも事故の予防に使われている蛍光シール。
通常は乗り物や持ち物につけるので動物につけるのには違和感を感じるかもしれないが、昨年1年間で動物との衝突により500人もの死者が出ているインドでは自然な流れなのかもしれない・・・
マディヤ・プラデーシュ州での成功をうけて、ほかの地方にも対策が拡大するのか。
参照(Irish Mirror)