世界一太った10歳の少年 〜決死のダイエット〜

世界一太った子供としてメディアで紹介されていた少年が、命がけのダイエットを決心した。
アーヤ・ペルマナくん(10)の体重はなんと190キロ!もはや病的な肥満とも言える。
アリヤくんは1日5食の大食いの結果ついにまともに歩けなくなり、学校にも通えなくなってしまった。
それどころか着られるサイズの服も無くなり、朝から晩までインドネシアの民族衣装【サロン】(腰巻き布)一枚で過ごすことに・・・
このままでは命さえ危ないと、ついに「大食いをやめる!」という決心をした。
母親のロカヤさんは、『この子はいつもお腹を空かせていて、ものすごい量を食べるの。一回の食事で大人二人分は食べるわ』と呆れ顔。
アーヤくんは慢性的な疲れと息切れを訴え、食べているか眠っている以外の時間は何時間も浴槽に浸かって過ごしている状況。
『自分の子が苦しんでいる姿は、親にとって何よりも辛いの』と、ロカヤさんはため息をつく。
『息子は歩けなくなって学校にも行けず、24時間わたしの助けが必要な体になってしまったわ。ちょっと歩いただけでもバランスを崩して倒れてしまうの。わたしは、この子が近所の子供達と一緒になって遊んだり、勉強したりする姿が見たいのよ』
アーヤくんは3000グラムで産まれたごく普通の赤ちゃんだった。成長するに従い体重がぐんぐん増えていったが両親は「健康だから」だと思っていた。しかしその後も異常な速度で体重は増え続け、2歳になる頃にはその年齢の平均体重をはるかに超える重さになっていた。
だが両親はそれでもアーヤくんの異常な体重を「息子は健康だから大きい」と信じて全く心配していなかったいたのだ。
『あの子がお腹いっぱいで幸せそうにしているのを見ていて、ああ、健康な子で嬉しいわって思っていたの』ロカヤさんは心配そうに話す。
『どんどん巨大になって体重がもう手に負えないって分かったとき、気がついたの。ああ、この子は病気だわ、医者の治療が必要なんだ、って』
しかし地元の病院では何の異常も見つからなかった。
父親のアデさんは困り果てた様子で、
『この子の物凄い食欲を満足させる食べ物を買うにはお金が足りないんですよ。だけど息子を飢えさせて放ってはおけないでしょう。借金するしかないですよ』
アデさんは、高額な病院代を払う余裕はとうてい無いがいつか息子が正常な状態になってほしいと願っていると語った。
ロカヤさんはアーヤくんの食事を玄米に変えた。
『ダイエットになるのかどうかは分からないけれどね』
『どんどん大きくなるアーヤの成長を止めるために私たちが出来る唯一の抵抗よ』とロカヤさんは付け加えた。
2017年には「ザ!世界仰天ニュース」でも、奇跡のおデブとして取り上げられました!