カート・コバーンが生きていた!? 〜伝説のロックバンド・ニルヴァーナのシンガーがペルーに?〜

20年以上前に多くの謎を残し死んだニルヴァーナのボーカル、カート・コバーンがペルーで生きていたという噂がネット上で囁かれた。
2012年にアップされたその動画はペルー人歌手ラミロ・サヴェドラが【Come As You Are】という曲を歌った映像で、なぜかこのビデオが四年もたってから再度視聴され始め、ネットユーザーたちはサヴァドラとカート・コバーンの類似点を指摘し始めた。
だが、この映像はそもそもモノマネ番組の映像。
サヴァドラは文字通りコバーンのモノマネをしていたのだ。
サヴァドラも歌の上手な正真正銘のペルー人歌手ではあるが、その映像の中の金髪のカツラとだぶだぶのカーディガンに身を包んだ男が、あの伝説のロックシンガーでないことは一目瞭然だ・・・。
それに、コバーンは左利きだったが、サヴァドラは右手でギターを弾いている。
デイリーメールで最初はカート・コバーン生存説に沸き立ったユーザーたちも、最近では『あ。ほんとだ。コバーン生きてんじゃん。右手でギター弾く練習するために20年かかったんだな』など、皮肉たっぷりのコメントが書き込まれるようになった。
カート・コバーンは一般的には自殺だと言われているが、死亡時の状況が謎に包まれていたため様々な疑惑と憶測の中で謎を多く残しており、そのためファンたちは現在でもコバーンは自殺ではなく殺されたのだと信じている。コバーンの元妻コートニー・ラブが殺し屋を雇ったのだとか、遺書は捏造されているとか・・・
まったくインターネットというやつは、有名人たちを安らかに眠らせてさえくれないようだ・・・