25年前に行方不明になった男の子 〜生きていて!切なる母の願い〜

1991年7月、ギリシャのコス島で行方不明となったベン・ニーダムくん(当時1歳9ヶ月)。
ベンくんはもう亡くなっていると周囲の人たちは母親のケリーさんに言い続けてきたが、ケリーさんは「まだ息子は生きている」と信じている。
だが、ベンくんの捜査をしてきた捜査員たちはベンくんは当時島で行われていた掘削工事に巻き込まれて亡くなっていると考えている。
ケリーさんは、『警察は彼らの見解を私に伝えなければならなかったのよ。いま、彼らはベンが死んで地中に埋まってると思っているわ。もう行方不明の子を探せないの。でも私は母親の本能で、あの子は生きてるって解るの。』 と話す。
だが、サウスヨークシャー州警察に設置されている【チーム・ベン】の捜査員らには感謝しているとケリーさんは話した。
ギリシャのテレビ局の情報番組では、当時コス島にあったニーダムさんの実家のそばの掘削現場で働いていたバルカス氏がベンくんの死に関係しているのではないかと報道された。(去年亡くなったバルカス氏の友人が、ベンくんの死にはバルカス氏が関わっていると話したことから)
捜査員たちは、ベンくんがそこで亡くなった証拠を探すために現在コス島の二カ所の捜索作業を始めている。
息子は生きていると信じる母親と、行方不明の子供の死の証拠を探す警察。
もし、骨や遺留品などベンくんの死の証拠が発見されれば、25年という長いあいだ息子の生存を信じ続けてきた母親には辛い結末となるだろう・・・。
引用元 METRO