蚊に刺されやすい人の特徴!

夏も真っ盛り。旅行、海、キャンプを楽しむ人も多いだろう。しかし、そこで気を付けたいのが、蚊。
蚊は刺されて痒いだけではない。専門家によると、蚊はマラリア、 西ナイルウイルス、ジカ熱、デング熱、チクングニア熱などの恐ろしい病気を媒介する危険性がある。
こういったことに注意するために研究者たちは、蚊がどういった条件下で人間を刺すのかを報告している。
同じ場所にいるのに友達や家族と比べて自分だけがなぜか多く刺されている、と思ったことがある人はいると思う。
それは錯覚でも思い違いでもなく、事実だ。なぜなら、蚊はある条件下で一定の人を好む傾向があるからだ。
では蚊に刺されやすいタイプとはどのようなものなのか?見ていきたいと思う。
蚊は日の出と夕暮れ時に1番多く発生する。
なぜなら、その時間が1番風が弱くて湿度が高いからだ。
つまり、山登りやBBQなど外でのアクティビティーを楽しむならば、これらの時間を避けた方が良い。
蚊はある血液型を好む
O型の人は残念!
他の血液型に比べて、O型の人は83%の割合で蚊に刺されやすい、との研究結果が出ている。反対に、最も刺されにくいのはA型だ。
妊娠中の女性は要注意!
妊娠中の女性を狙うなんて残酷な話だが、要はどれだけ二酸化炭素を吐き出すかだ。蚊は獲物を定めるとき、二酸化炭素の排出量によって判断するのだ。妊娠中の女性はより多くの二酸化炭素を吐き出すので狙われやすい、ということになる。
前述の通り、蚊はジカ熱を媒介し、胎児に先天性の異常を与えてしまう危険性があるため、妊婦さんは特に注意が必要だ。
大人の方が子供より噛まれやすい
同じように、二酸化炭素の排出量の違いによって、より大きな体を持つ大人の方が、小さな体を持つ子供よりも噛まれやすくなる。
落ち着きない人は刺されやすい!?
動き回ることで蚊は簡単に人間の場所を特定する。ジェスチャーが多い人や絶えず動いていないと落ち着かない、という人は要注意だ。
お酒を飲むと刺されやすくなる
お酒を飲んで体温が上昇すると、蚊に狙われやすくなる。夏の暑い日に、キャンプやビアガーデンで夜風に当たりながら外で飲みたい、という人も多いと思うが、虫よけスプレーなどで各々対策する必要がある。
暗めの服を着ていると狙われやすい
風がある日は、蚊は地面の側を飛んでいる。そこからは人影によって位置を確認して獲物を狙っている。
蚊はアスリートが大好き!
運動をすると乳酸がたまる。乳酸は誘引物質の1つだ。
以上見てきたのが、蚊に刺されやすい人のタイプだ。ではどのような対策をすればいいのだろうか?
出来るだけ室内にいる
前述の通り、夜明けと黄昏時は出来るだけ室内にいると良い。どうしてもこの時間外にいなきゃいけない、という人は次のことを守ると良い。
虫よけスプレーは最強の武器!!
アウトドアが大好き!海もキャンプもBBQも楽しみたい!という人は確実に防虫スプレーをすること。その効果については専門家も認めている。
服で蚊を防御しよう!
防御するといっても、冬服で全身を覆うことはない。たとえ長袖でも、軽くて風通しの良い素材で作られた夏服がたくさん売られている。
扇風機で蚊を退治
蚊は飛ぶのがあまり得意ではない。蚊が入ってきそうな室内にいる時は、扇風機をまわして側にいれば少しは安全だ。
刺されてしまったらアフターケアが大事!
よく言われていることだが、蚊に刺された時はどんなに痒くても掻いてはいけない。なぜなら傷跡が残り、他の感染症に繋がる可能性も高くなるからだ。蚊に刺された時は、石鹸で綺麗に洗い流し、患部に痒み止めの薬を塗ると良い。どうしても痒い場合は、一時的に保冷剤などのアイスパックを患部に当てると痒みが軽減される。
何にせよ、蚊に刺されてせっかくの夏休みを十分に満喫できないのはもったいないので、以上書いてきたことを参考に、各々防御策を実行して、楽しい夏を過ごしてほしい。
(参照:Ever Wonder Why Mosquitoes Bite Some People, But Leave Others Alone?)