オーガニック食品の健康神話に科学者が反論

超健康的!太らない!ガンを予防!などとオーガニック食材を推しまくるブロガーたちや、テレビやラジオで【オーガニックしか食べない自然派】を謳う芸能人がたくさんいる中、イギリスのサイエンス・チャンネルで科学者たちが真っ向から反論した。
『オーガニック食材は値段が高い割に実際は特に健康に良い食材であるわけではなく、なんならオーガニック食品のせいで引き起こされる病気もある』
ある科学者は、多くの人は有機農場では農薬を一切使用していないと思っている人が多いが、それは誤解だと話す。
『有機農家は市販の合成殺虫剤を使用しています。自然成分で作った殺虫剤を使用している人たちもいますが、化学合成したものより深刻な健康リスクや環境リスクがあるものも多いのです。なんでもかんでも自然が良いというわけではありません。』
有機野菜の栽培者の中には有毒な硫酸銅を使用している場合もあり、科学者たちは以前からその危険性を強く訴えている。
有機食品が普通に栽培された野菜より最大47%も高価な値段で売られているにもかかわらず、それが特に優れたものではないという証拠もある。
2012年のスタンフォード大学の研究では、237種類のオーガニック食品を分析した結果、従来型の普通に栽培した食品よりもオーガニック栽培の方が多くの栄養素が含まれていることはないという報告を発表した。
成人した大人が健康だけを考慮して食べる食材を選ぶというなら、従来の食品とオーガニック食品の間に、大きな違いなどありません、とスタンフォード大学のディーナ教授は締めくくった。
引用元 METRO