車椅子で第二の人生を歩むワンちゃんたち

世界にはたくさんの獣医がいて、彼らは様々な動物病院で働いている。そして、多くの病院は、それぞれの動物に対して最善の処置が出来るよう、犬猫専門、ハ虫類専門、海の生き物専門などのように特化している分野をもうけている。
しかし、ルーマニアにある動物病院は一味違った。
“Adapostul Speranta”と名付けられたその病院は、拾てられてしまった野良犬を拾って、新しい住まいを提供してあげている。もちろん、それだけでも素晴らしいことなのだが、この病院が更にすごいのは・・・
ケガをしていて、足が上手く機能しない野良犬全てに対して、犬専用の車椅子をあてがってあげていることだ。
「当院では、『どの野良犬も捨てられるべきではない』、との考えのもと、運営しております。適切な処置をしてあげればどんな犬でも幸せになることができます。当院でケアした犬は、青い空と太陽の下、芝生の上をよく走り、時には犬同士でかけっこをしたり、車いすを使って新しい遊びを編み出したりもしています。」
とAdapostul Speranta病院のスタッフは述べている。
スタッフは皆、全ての犬が幸せに生きられるよう、毎日一生懸命働いているのだ。
この病院を運営するのは、”Fundatia Speranta”という会社。この会社は他にも “Four Paws International”や “Florina Tomescu”という病院も運営している。
「捨てられてしまった野良犬というのは、それぞれに辛い過去を抱えています。病院では、全ての犬は亡くなるまで私たちと一緒に暮らします。もう2度と捨てられることのないように・・・。」
とFundatia Sperantaの代表は語る。
現在、Fundatia Sperantaでは、壊れてしまった車椅子を新しくするために寄付を募っている。この記事を読んでいるあなたが、もし少しでも興味を持ってくれたのなら、ここをぜひチェックしてほしい。
ほとんどのワンちゃんが初対面
ワンちゃんたちは、それぞれ拾われ、それぞれこの病院に来る。ここでは他のワンちゃん・人間、ともに生涯の友達を見つけることができる。
車椅子を乗りこなすワンちゃんたち
車椅子によって新たな人生を歩み始めたワンちゃんたち。この写真のワンちゃんなんて、足が不自由とは思えないほど自信満々の表情で、軽やかに目的に向かって歩を進めている。
病院の近くではこのような光景がたくさん見られる。
どんなワンちゃんでも諦めないでケアする病院
病院では、野良犬がどんなにひどい病気やケガを負っていても絶対に諦めない。
「ワンちゃんたちにもう一度幸せな人生を!」という強い気持ちが全てのスタッフにあるのだ。
そして、全てのワンちゃんたちが寿命をまっとうするまで病院でお世話をしてあげる。
どんなことがあっても捨てられることがないから安心だ!!!
かけっこをして遊ぶワンちゃんたち
車椅子を使ってワンちゃん同士でかけっこをすることがよくあると言う。
こちらの写真は、1レースを終え、次の対戦相手を待っているワンちゃん。
病院に拾われたときから毎日一緒にいるんだもの、それは仲良しになるよね!
たくさんかけっこをして遊ぶせいで、車椅子は壊れやすくなってしまっているとか・・・
今後もワンちゃんたちが楽しく、普通に、毎日を生きられるよう、新しい車椅子を買う支援金を募っている。
ワンちゃんたちの笑顔が何よりの幸せ!
ほとんどの犬が悲しい過去を抱えている。
だからこそ、それを知っている病院スタッフは、ワンちゃんたちが幸せそうに遊びまわっている姿を見ると幸福を感じる!
「彼らの幸せがわたしたちの幸せ!」
参照:(LifeBuzz)