【画像】スマホ依存症を表現した現代アート

ルーヴル美術館は世界で最も入場者数の多い美術館だ。
そこには、レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザを筆頭に、過去から現在まで多くの偉大な画家による傑作が飾られている。
そんな素晴らしい美術館であるにもかかわらず、多くの訪問者は歴史的な傑作よりも自分たちの携帯電話に夢中になっている、という残念な事実にフランスの写真家、アントワン・ガイガー(20)は気づいてしまった・・・
顔が吸い込まれる!?
“SUR-FAKE”と名付けられた彼のプロジェクトは、この写真のように、人々が携帯電話に吸いこまれている様子を表現している。
(“SUR-FAKE”とは、英語の“Surface”(表面)と“Fake”(偽物)を合わせた造語)
ガイガー氏は作品について、
「このアイディアは僕が美術館を訪れた時、人ごみの中にいるはずなのになぜか孤独を感じたことがあって、その時に思いついたんだ。」
と話す。
スマホに夢中になりすぎると魂が枯れる
「僕は実際、人々の顔がスマホの画面に溶け込んでいくのが見えたんだ。まるで彼らのアイデンティティーがテクノロジーの非空間の中で迷子になっているようだった。」
とガイガー氏は続ける。
彼は自身のそういった気持ちを視覚化するため、ルーヴル美術館やパリのその他の場所で写真を何枚も撮り、フォトショップで編集をし、作品を完成させたのだそう。
スマホに夢中になりすぎると魂が枯れてしまうように感じる、と話す彼の不安をうまく映し出した作品になっている。
今のあなたも、この写真のようになっていませんか?
画面の中(情報空間)に夢中になり過ぎることなく
目の前にあるリアル(現実)をもっと感じて生きたいものですね。
(参照:http://www.lifebuzz.com/cell-photos/)