新発見!ツタンカーメンの短剣は隕石で出来ていた!?

カイロのエジプト考古学博物館に飾られているエジプトのファラオ、ツタンカーメンの短剣は「金や水晶を使い最高の贅沢を施された短剣」と表現されている。
これは死後の世界で自分自身を守れるようにという願いを込めて、ミイラの横に埋葬されたものなのだ。
科学者がこの埋葬品を「蛍光X線」という特殊な技術を使って分析したところ、予想外の衝撃的事実が判明した・・・
なんと、ツタンカーメンの短剣は『隕石』でできていたというのだ。
「短剣に含まれているニッケルとコバルトの比率が隕石の比率と完全に一致する。」
と、ミラノ工科大学のダニエラ・コメリは話す。
また、一説によると、王が身にまとっているスカラベは、リビア砂漠で発見されたグラスで出来ているという。
このリビアングラスは、隕石が地球に衝突したときに形成された、とも言われている。
ツタンカーメンの墓は1922年、王家の谷で発見されて以来、研究者によって様々な分析が行われてきた。
彼のミイラと驚くほど美しい金で出来た石棺は、現在エジプトで公開されているが、それまでは1972年の大英博物館の展示会を含め、世界中のあらゆる有名な場所で展示されてきた。
ツタンカーメンがなぜ、そして、どのように死亡したかはまだはっきりとわかってはいないが、専門家は数々の諸説を述べている。殺されたと言う人もいれば、マラリアのような病気にかかって死んだ、と言う人もいる。また、チャリオットという馬車に轢かれて死亡したという説もあるのだ。
今回の短剣の分析結果をヒントに、また新たなツタンカーメンの謎が解き明かされるかもしれない。
(参照:http://www.mirror.co.uk/science/king-tutankhamun-owned-ancient-cosmic-8094245)