洗濯機は使用上の注意を守ってください!

「絶対にダメよ!?出られなくなっちゃうわよ!」
と、世界中の子供が耳にタコができるほど何度もお母さんに言われているはずだ。
だが中国の福建省南西部に住む男は、そんなお母さんの言いつけを守れなかったようだ。
彼は洗濯機に頭から突っ込み、文字通り抜けなくなったのだ。
いまや彼は世界中のソーシャルメディアで笑い者になっている。
福建省の37歳の男は10年ほど便利屋をやっていて、近所の住民たちは電気配線からトイレの修理まで困った時には彼を呼び、その仕事ぶりも早いのでそこそこ商売は繁盛していた。
しかし、その便利屋が自分の家の洗濯機から頭が抜けなくなって救出騒ぎを起こしたとあっては、住民たちも今後は彼に修理を頼むことに二の足を踏み始めるかもしれない。
男は洗濯中にドラムの回転がちょくちょく止まる原因を調べようと中を覗いた。すると底部のギアに何かが引っかかっているようだったので、それを引っ張り出そうと思ったがその部分に手が届かない。そこで、「いったい何が引っかかっていやがるんだ?」と洗濯槽の中に頭を突っ込んだ。
その瞬間、男は即座に「これはヤバイ」と悟った。頭がぴったり洗濯槽のドラムに収まり、押しても引いても動けなくなったのだ。男はドラムから頭を引っこ抜くために20分間自力で格闘したが、ついに観念して大声で助けを求めたのだとか。
近所の住人たちは男のただならぬ悲鳴を聞き駆けつけ、数人がかりで彼を洗濯機から引っ張り出そうと必死で頑張ったがどうにもならず、ついに救急車を呼んだ。
救急隊は到着するとすぐにドラム部分を洗濯機から切り離した。そのままにすれば男が酸欠になってしまうし、さらにずっと逆さになっていたことで頭部に血液が溜まり頭がパンパンに膨らんでいたので、血液を流し「頭を普通サイズに戻さなければならなかった」のだと救助に当たった救急隊員は話す(笑)
救急隊はそれから10分かけ慎重にドラム部分を切り開いて男を救出し、洗濯機が故障した原因になっていたボロボロのシャツも中から発見した。
幸い男にケガは無かったが、彼の便利屋としてのプライドは洗濯機に引っかかっていたシャツよりボロボロになってしまったことだろう。
この事件は、例の洗濯洗剤のCM(黒人男性を洗濯機に頭から突っ込んで洗うとアジア系美少年になって出てくるという差別的表現が注目されている)が物議を醸している真っ最中に起こったため、シナウェイボー(中国最大のSNS)のユーザーたちは、
「旦那があまりにブサイクだから、奥さんがあの洗剤のCMの通りに
イケメンにしようと頭から洗濯機にブチ込んだんじゃないのか?」
などと書き込んでいる。
人種差別的だと言われるこのCMだが、洗濯されて現れた中国系美少年よりも元の黒人男性の方がカッコよくセクシーに見えるという意見も少なくない(笑)
いずれにせよ・・・今回、洗濯機から出てきたのは、セクシー黒人でも中国系美少年でもなく、
ボロシャツと頭の膨らんだマヌケな便利屋だった。
引用元 : Man Gets Head Stuck In Washing Machine